寒暖差アレルギー簡単セルフチェック8項目。看護師兼鼻炎持ちの自己診断リスト公開。

  • 春と秋は、季節の変わり目
  • 夏は、外と冷房の温度差
  • 冬は、暖房との温度差

1年中鼻炎に悩まされ続けることになる、寒暖差アレルギー。

短期間に強烈な鼻炎にかかる花粉症とは違う、

  • いつでも鼻炎になり得る
  • さらさらの鼻水が止まらない
  • 頭もボーッとして仕事も家事も集中できない

こんな、地味につらい鼻炎症状です…。

  • 温度差
  • 気温差

など、寒暖差を感じると起こるとされる、寒暖差アレルギー。

心当たりはありますか?

寒暖差アレルギーを持っていないか、心配ですよね…。

この記事には、看護師兼寒暖差アレルギー持ちの私が監修した『寒暖差アレルギーセルフチェックリスト』を公開しています。

簡単ではありますが、自分の鼻炎が、

  • 寒暖差アレルギーなのか?
  • それ以外のアレルギーなのか?
  • 風邪なのか?
  • ただ鼻水が出ているだけなのか?

を、今すぐ簡易チェックすることができます。

このセルフチェックから、

  • 今のまま、様子見で大丈夫なのか?
  • 何かしら鼻炎対策をすべきなのか?

今後の対処法を考えるきっかけにしてみてくださいね。

正確な情報発信を心がけていますが、専門医による確かな診断ではありません。

  • 寒暖差対策を心がける
  • 病院に通ってみる

このようなきっかけにしていただければ幸いです。

寒暖差アレルギーセルフチェック8項目

まずは、寒暖差アレルギーのセルフチェックリスト全8項目の一覧を見ていきましょう。

セルフチェック8項目

  1. 寒暖差を感じた時、鼻炎になる
  2. 透明でサラサラした鼻水が出る
  3. 熱は出ていない
  4. 目のかゆみがない
  5. 季節に関係なく、年中鼻炎になる
  6. 生活リズムが乱れたときに鼻炎になりやすい
  7. 血液検査をしても、原因物質(アレルゲン)を特定できなかった
  8. じんましんが出ることがある

このチェックリストに当てはまる数が多いほど、寒暖差アレルギーを持っている可能性があります。

私の経験から作成したチェックリストなので、寒暖差アレルギーの人はほぼ当てはまると思います。

ちえまが編集部
ちなみに私は、じんましん以外全部当てはまってます……。

何度もお話ししますが、これは医師による確定診断ではありません。

当てはまらなかったから大丈夫。

とも限りませんので、

  • 鼻炎対策を意識する
  • 寒暖差に気をつける
  • 病院に行ってみる

など、これからの健康に気を使うきっかけとして、このセルフチェックを活用してみてください。

この下から、それぞれのチェックリストについて詳しく解説していきます。

チェック1.寒暖差を感じた時、鼻炎になる

寒暖差アレルギーの症状は、温度差が7度以上になると出やすいとされています。(池袋大谷クリニック院長・大谷義夫先生)

引用:からだケアナビ「季節の変わり目には寒暖差アレルギーにご注意を!」

寒暖差を感じやすい時
  • 夏の屋外の暑さと、冷房の効いた室内の涼しさ
  • お風呂上がりの肌寒さ
  • 季節の変わり目の、翌朝の寒さ

上のように、体が限界以上の寒暖差を感じたときに出るアレルギー症状を、寒暖差アレルギーといいます。

寒暖差アレルギーは、上の引用どおり7度以上の温度差を感じると発症しやすいと言われています。

温度差7度以上の状況とは?

7度以上の温度差というと、例えばこんな時が挙げられます。

  • 猛暑日(35度以上)の屋外から、28度以下に設定した屋内に入ったとき
  • エアコンの風が体に直接当たり、体感温度が急激に冷えたとき
  • 薄着で寝た翌朝、気温が急激に下がったとき
ちえまが編集部
上の例は、全部私の実体験です…。

このような時に鼻炎になる人は、

寒暖差アレルギーを持ってるかも…?

と判断することができます。

チェック1まとめ

寒暖差を感じた時、鼻炎が起こるかどうか?

チェック2.透明でサラサラした鼻水が出る

鼻水が気になるものには、「花粉症」などのアレルギー性鼻炎もあります。こちらもかぜの初期と同様に、透明で水のようにサラサラした鼻水が多量に出ることが多いものです。

引用:Kracie「こんな鼻炎・鼻水はかぜ?それとも……?」

風邪?鼻炎??

と迷った時は、鼻をかんで、その鼻水を観察してみてください。

その鼻水の状態によって、

  • 風邪か?
  • アレルギー性鼻炎(花粉症、ハウスダスト、寒暖差アレルギー)か?

どちらかをセルフチェックすることができます。

詳しくは、鼻水の観察ポイントをまとめた表を見てみましょう。

風邪?アレルギー性鼻炎?鼻炎の原因が分かるチェック表

風邪 アレルギー性鼻炎
黄色っぽい 無色透明
粘度 ネバネバ サラサラ
少量~中量 多量に出る

このように、風邪とアレルギー性鼻炎には、鼻水の状態に明らかな違いがあります。

鼻炎症状が出た時は、鼻水の状態を確認することで、風邪かアレルギーかすぐに判断することができます。

チェック3.熱は出ない

風邪との大きな違いは、鼻水がサラサラした水っぽい状態であることと、発熱がないことです。(池袋大谷クリニック院長・大谷義夫先生)

引用:からだケアナビ「季節の変わり目には寒暖差アレルギーにご注意を!」

寒暖差アレルギーは、医学的には「血管運動性鼻炎」といいます。

  • 花粉症
  • ハウスダスト(ダニ,ほこり)

のように、原因物質があるアレルギー性鼻炎とは異なりますが、広く言うと「鼻炎」の一種になります。

花粉症で熱が出ないのと同じように、寒暖差アレルギーも発熱しません。

  • 熱を計ってみたら、36度前後の平熱だった!
  • どうやら、さっき感じた寒暖差が原因っぽい…

といった心当たりがある場合、寒暖差アレルギーが疑われます。

ちえまが編集部
熱を計ることで、

  • 風邪か?
  • アレルギー性鼻炎か?

を判断する客観的なデータになり、より確実に診断できるようになります!

寒暖差アレルギーかどうかを簡単に調べたい人は、ぜひ鼻炎時の熱を計ってみてくださいね。

チェック4.目のかゆみはない

アレルギー疾患によく見られる目や皮膚のかゆみなどの症状もなく、人にうつることもありません。(池袋大谷クリニック院長・大谷義夫先生)

引用:からだケアナビ「季節の変わり目には寒暖差アレルギーにご注意を!」

花粉症のようなアレルギー性鼻炎特有の症状である、目のかゆみ

これは、寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)にはありません。

  1. 目のかゆみ
  2. 発熱

この2つをチェックすることで、

  • 寒暖差アレルギーか?
  • アレルギー性鼻炎か?
  • 風邪か?

を、よりハッキリと知ることができます!

3つの鼻炎を簡単診断できるチェック表

目のかゆみ 発熱
寒暖差アレルギー × ×
アレルギー性鼻炎 ×
風邪 ×
表のまとめ
  • 寒暖差アレルギー:目はかゆくなく、熱もない
  • アレルギー性鼻炎:目がかゆいが、熱はない
  • 風邪:目はかゆくないが、熱がある

上にまとめた状態と自分の体調を比べて、簡易的に自己診断をしてみてください!

ちえまが編集部
鼻水と一緒に目がかゆくなる人は、

  • ダニ
  • ほこり
  • 花粉症

など、原因が明らかな「アレルギー性鼻炎」かもしれませんね。

チェック5.季節を問わず一年中発症する

「通年性アレルギー性鼻炎」は、一年中鼻水や鼻づまりが現れるアレルギー性鼻炎です。ハウスダストアレルギーの主な原因物質である「ダニ」は通年性アレルギー性鼻炎の代表です。(神鋼記念病院耳鼻咽喉科科長・浦長瀬昌宏先生)

引用:通院してもちっとも治らないアレルギー性鼻炎を本気で治す!

アレルギー性鼻炎は、大まかに、

  1. 季節性アレルギー性鼻炎:花粉症など
  2. 通年性アレルギー性鼻炎:ハウスダストなど

この2種類に分けることができます。

寒暖差も、ハウスダストと同じように、季節に関係なく感じられるもの。

つまり寒暖差アレルギーも、通年性アレルギー性鼻炎に分類されます。

同じような症状の鼻炎が、季節や時期に関係なく起こっている場合、通年性のアレルギー性鼻炎が疑われます。

寒暖差が原因かどうかは、検査を行って診断を確定させる必要があります。

ちえまが編集部
ある時期だけ対策を……ではなく年中対策しないといけないのが、寒暖差アレルギーの大変なところ…。

わたしは寒暖差対策が習慣化しちゃってますが、慣れないうちは苦労しますよね…。

チェック6.生活リズム(自律神経)が乱れたとき発症しやすい

(寒暖差アレルギーの)原因はまだ解明されていませんが、温度差によって自律神経のバランスが崩れることで発症すると考えられています。(池袋大谷クリニック院長・大谷義夫先生)

引用:からだケアナビ「季節の変わり目には寒暖差アレルギーにご注意を!」

寒暖差アレルギーは、主に自律神経の乱れが原因で起こります。

自律神経とは?

自律神経とは、

  1. 体が活動するときに働く、交感神経
  2. 体が休んでいるときに働く、副交感神経

この2つの神経からできている、体内の臓器や血管の働きをコントロールしてくれている神経のこと。

自律神経は、鼻の粘膜にある血管の働きもコントロールし、鼻水の量を調節しています。

自律神経の調節機能が、7度以上の激しい温度差によって乱れてしまうことで、鼻水が出やすくなってしまうとされています。

自律神経が乱れる原因

自律神経は、激しい温度差の他に、

  • 疲労
  • 睡眠不足
  • ストレス

など、生活リズムが不規則になったときにも乱れやすくなります。

このことから、

  • 生活リズムが乱れたときに鼻炎になる人は、血管運動性鼻炎を持っている
  • 血管運動性鼻炎の人のうち、寒暖差が原因で鼻炎になる人は、寒暖差アレルギーを持っている

という可能性が考えられます。

ちえまが編集部
私の場合は、

  • 夜更かししたとき
  • 充分に寝られなかったとき

絶対に鼻炎になります…。

チェック7.じんましんが出ることがある

寒暖差アレルギーでは、蕁麻疹が出る、呼吸が苦しくなる、関節が痛むといった症状を訴える人もいます。(愛知医科大学客員教授・佐藤純先生)

引用:ハフポスト「そのクシャミや鼻水、風邪ではなく『寒暖差アレルギー』かも…?」

同じ花粉症でも、

  • 鼻水が大量に出る人
  • 目がひどくかゆくなる人
  • くしゃみが止まらない人

いろんな人がいるように、寒暖差アレルギーにも様々な症状があります

人によっては、寒暖差アレルギーによって

  • 皮膚の赤み
  • ブツブツ
  • かゆみ

といったじんましんが出ることがあります。

ちえまが編集部
  • じんましんが出る人
  • かゆみがまったく出ない人

いろんな人がいるうえに、発症する仕組みも不明なのが、寒暖差アレルギーの難しい特徴です。

チェック8.検査をしても原因不明

アレルギー性鼻炎は名前のとおり「アレルギー」が原因なので、何に対してアレルギーがあるかを調べることが非常に重要です。それが分かれば、抗原を避ける方法が分かります。(神鋼記念病院耳鼻咽喉科科長・浦長瀬昌宏先生)

引用:通院してもちっとも治らないアレルギー性鼻炎を本気で治す!

  • アレルギー性鼻炎かどうか?
  • どの物質によるアレルギーなのか?

をハッキリと知るためには、自己診断や問診だけでなく、客観的な状態が分かる「検査」が必要です。

アレルギー性鼻炎を診断する検査は、

主な検査3つ
  1. 問診で鼻炎症状を聞き取る
  2. 鼻の粘膜を電子スコープで確認する
  3. 血液検査で原因物質を明らかにする

主に、上の3つが行われます。

しかし、寒暖差アレルギーは、血管運動性鼻炎と呼ばれる「原因物質(アレルゲン)が存在しない鼻炎」です。

そのため、通常のアレルギー検査を行っても、原因を特定できなかったということが起こり得ます…。

寒暖差アレルギーかどうか判断する「鼻汁好酸球検査」

寒暖差アレルギーかどうかを診断するための検査に、鼻汁好酸球検査があります。

鼻汁好酸球検査は、症状がアレルギーによって起きているという証拠をつかむ検査です。(神鋼記念病院耳鼻咽喉科科長・浦長瀬昌宏先生)

引用:通院してもちっとも治らないアレルギー性鼻炎を本気で治す!

この検査を行うことで、

  • アレルギー性鼻炎なのか?
  • 寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)なのか?

を判断することができ、診断を確定させることができます。

検査結果から分かること
  • 原因物資(アレルゲン)による鼻炎だった ⇒ 原因物質があるから、アレルギー性鼻炎だと分かる!
  • 原因物質(アレルゲン)による鼻炎ではなかった ⇒ 原因物質がないから、寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)だと判断できる!

上記のように、アレルギー性鼻炎かどうか判断に迷うときのみ、鼻汁好酸球検査を行います。

今まで一度も検査をしていない人は、まず検査を受けてみましょう。

血液検査は3割負担で数千円かかりますが、

  • 確実に効く鼻炎対策を行うことができる
  • これから一生鼻炎に悩まずに済む

と考えたら、本当に安いもの。

いつでもどこでも発症してしまう寒暖差アレルギーなら、なおさら対策が重要です。

ちえまが編集部
問診で「明らかに原因物資がある!」と分かれば、この検査は行いません。

寒暖差アレルギーは、

  • 原因物質(アレルゲン)があるのか?
  • 患者さんの言う通り、寒暖差が原因か?

を判断することが難しいので、その判断材料を増やすために、鼻汁好酸球検査が行われます。

まとめ

寒暖差アレルギーのセルフチェック8項目
  1. 寒暖差を感じるとアレルギー症状が出る
  2. 風邪っぽいけど、平熱
  3. サラサラで透明な鼻水が出る
  4. 目はかゆくない
  5. 一年中発症する
  6. 生活リズムが乱れるとアレルギー症状が出る
  7. じんましんが出る人もいる
  8. 検査をしても原因不明

寒暖差アレルギーの原因は、激しい温度差

  • 上着を持ち歩く
  • 温度差の激しい場所を避ける

など、普段から寒暖差予防を心がけましょう。