アメコミ映画に喧嘩売る『ザ・ボーイズ』が面白すぎる【感想/Amazonオリジナルドラマ】

もしもヒーローが、全員クズだったら……?

という世界を、大真面目に作っちゃったAmazonオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』。

ザ・ボーイズ

一言で言わしてもらうと、

ちえまが編集部
揃いも揃ってみんなクズ。

これまで皆さん、

  • アイアンマン
  • キャプテン・アメリカ
  • スーパーマン
  • アクアマン

いろんなヒーローに憧れ、その活躍や自己犠牲の精神に感動させられてきたことでしょう。。

その憧れ、1話でブチ壊れます。

 

ヒーロードラマのようで、全然違う。

かと言って、アメコミ・ヒーローを知らない人が見ても、面白いかどうか分からない。

というより、おもしろいポイントをいろいろと見逃してしまいます。

ヒーローが大好きで大好きで仕方ないからこそ、この正真正銘のどクズっぷりにハマれる、超ブラック・コメディードラマ。

(ある意味きらいになれるのも、ヒーロー好きだからこそ。ホラー映画を一番楽しめるのは”怖がりな人”なのと同じ理屈です。)

  • アイアンマンから10年間、綺麗なヒーローを見せ続けてくれた「マーベル・コミック
  • ダークナイト以降、”ヒーローも悩む”ことを深堀りし続けてくれた「DCコミックス

どっちも大好きすぎる私だからこそ、あえて言いたい。

ちえまが編集部
このドラマ、クソ胸糞悪い(いい意味で)。

度を越すクソさと生々しさに、「やっぱ現実ってこんなもんだよね」って大爆笑させてくれる。

そこがすごく面白いヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』について、魅力を語っていきます♪

ザ・ボーイズとは?

ザ・ボーイズ』とは、金と欲と名声に取り憑かれたヒーローたちが活躍する世界の出来事を描く、ブラック・コメディードラマ。

200名以上のスーパーヒーローを抱える一大企業「ヴォート社」と、腐りきった彼らと戦う私刑人「ザ・ボーイズ」の戦いを描く。

ヴォート社について

ザ・ボーイズ

ヴォート社のスーパーヒーロー7人。

200名以上のスーパーヒーローを雇用し、

  • 映画・ドラマ製作
  • グッズ販売
  • 超能力を使った警備・護衛

などなど、ヒーローブームに乗っかって莫大な利益を上げている、世界的な大企業。

ザ・ボーイズ

本社のヴォート・タワーは、どう見てもアベンジャーズ・タワーだったり。

表向きは、人気企業。

裏では、

  • 利益第一主義
  • パワハラ
  • セクハラ
  • 賄賂
  • 恐喝

などなど、思いつく限りのブラック企業あるあるを全部詰め込んだような会社。

上位7人のスーパーヒーローたちは「セブン」と呼ばれ、世界の人気者。

この人気者たちも、総じてクズ。

『ザ・ボーイズ』では、主にセブン(スーパーヒーロー)と一般人(ザ・ボーイズ)の戦いが繰り広げられます。

ザ・ボーイズについて

ザ・ボーイズ

ザ・ボーイズとは?

ザ・ボーイズは、ヴォート社の腐敗を憎み、腐敗を無くそうと戦う、ならず者集団。

まさか、ヒーロー作品でヒーローに共感できない日が来るなんて…。

ただ、よくよく考えると彼らも”ヴィジランテ(自警団)”なわけで、

  • バットマン
  • ウォッチメン

みたいな、一応いいことしてるけど法的には犯罪者のような存在。

この、主人公側も完全正義じゃない”グレーゾーン“が、すごく面白い。

誰が見張りを見張るのか?

みたいな疑問から生まれる葛藤や行動も、『ザ・ボーイズ』の面白いところだったりします。

ちえまが編集部
次は、

  • ヴォート社(スーパーヒーローたち)
  • ザ・ボーイズ

それぞれの主要キャラクターについて紹介していきます。

主要キャラクター/キャスト紹介(ヴォート社)

まずは、ヴォート社のスーパーヒーローたちから。

ホームランダー/俳優:アントニー・スター

ザ・ボーイズ

ホームランダー

セブンのリーダー。

  • 銃弾を弾く
  • 空を飛ぶ
  • 怪力
  • 壁を透視できる
  • 目からレーザーが出る

などなど、誰が見たってスーパーマン。

マン・オブ・スティール

セブン(=最強ヒーローチーム)をまとめるリーダーという役どころは、キャプテン・アメリカっぽくもありますね。

私たちの中で、

  • 絶対的な正義の象徴
  • スーパーヒーロー代表

と言ってもいいスーパーマンとキャプテン・アメリカを足して2で割ったホームランダーが、ネタバレ的にも過激度的にもここじゃ言えないエゲツないことを平然とやってのけるクズっぷりに、いっそ笑えてくる。

そして、悲しくなってくる。

ちえまが編集部
あのスーパーマンがこんなにクズだなんて………。

って思うと、かなり気分が滅入る。

自分の好きな芸能人の裏の顔を、まざまざと見せつけられてる感じ…。

ディープ/俳優:チェイス・クロフォード

ザ・ボーイズ

ディープ

  • 水中で呼吸できる
  • 水棲生物と会話できる
  • 7つの海の支配者(を自称する)

この能力、誰が見てもアクアマン。

ジェイソン・モモアみたいにゴリゴリワイルドで筋肉モリモリマッチョマンじゃない分、いくらか差別化できてまだマシ。

アクアマン

能力的にも立場的にもホームランダーのほうが格上なので、社内ではホームランダーにいびらている。

これがジャスティス・リーグだとすると、スーパーマンがアクアマンにマウント取ってるみたいで、

ちえまが編集部
実力社会だったらそうなるよなァ。。

って想像すると、なんか面白い。

ザ・ボーイズ

原作コミックでアクアマンが初登場して以降、しばらく読者に、

コイツ海でしか活躍できねーじゃん。

って思われてた時期が本当にあったので、ホームランダーのいびり方はあながち間違ってもない。。

Aトレイン/俳優:ジェシー・T・アッチャー

ザ・ボーイズ

Aトレイン

高速移動能力を持つ、黒人スーパーヒーロー。

  • マーベルの、クイックシルバー
  • DCの、フラッシュ

に似てるけど、(おそらく)光の速さじゃないので、どっちかと言うとクイックシルバー寄り。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

第1話で盛大にやらかし、いきなりヘイトを集める。

ファルコンに見えなくもない。

クイーン・メイヴ/俳優:ドミニク・マケリゴット

ザ・ボーイズ

クイーン・メイヴ

  • トラックに衝突しても傷一つつかない強靭な肉体
  • アマゾネス風のコスチューム、腕輪、冠……

などなど、誰がどう見てもワンダーウーマン。

ワンダーウーマン

そして、彼女のシンボルである星マークは、よくよく見るとキャプテン・マーベルっぽい。

スターライト/俳優:エリン・モリアーティ

ザ・ボーイズ

スターライト

セブンに新しく加入した、新人スーパーヒロイン。

怪力と電気を操る能力を持つ。

ヒーロー側唯一の良心(?)。

マデリン・スティルウェル/俳優:エリザベス・シュー

ザ・ボーイズ

マデリン・スティルウェル

ヴォート社の副社長、兼、ホームランダーの担当。

グラマラス。

実は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2・3』のジェニファー役だったりする。

昔も今も美人だわ。。

主要キャラクター/キャスト紹介(ザ・ボーイズ)

続いては、ザ・ボーイズ側で押さえておきたい登場人物たち。

ウィリアム・”ビリー”・ブッチャー/俳優:カール・アーバン

ザ・ボーイズ

ビリー

ザ・ボーイズのリーダー。

元・FBI捜査官。

スーパーヒーローに対して容赦なく、◯すことも厭わない頼れる(?)自警団長。

  • ロード・オブ・ザ・リングのエオメル
  • スター・トレックのボーンズ
  • マイティ・ソー/バトルロイヤルのスカージ

などなど、どこかで見たことあるはずの有名俳優さん。

マイティ・ソー/バトルロイヤル

『ザ・ボーイズ』のカール・アーバンさん、孤高のタフガイって感じでめちゃくちゃ渋いしカッコイイのです。。

ヒューイ・キャンベル/俳優:ジャック・クエイド

ザ・ボーイズ

ヒューイ・キャンベル

ごく普通の青年。

『ザ・ボーイズ』の中では、私たち視聴者に一番近いキャラクター。

気弱な性格がたまにもどかしいけど、スーパーヒーローと戦うんだから無理もない。

いきなり、

「今からアイアンマンと戦え。」

って言われても、絶対ムリですし…。

キミコ/俳優:福原かれん

ザ・ボーイズ

キミコ

ザ・ボーイズに救出されて、共に行動することになる超能力少女。

演じるのは、DC映画『スーサイド・スクワッド』でカタナ役を演じた福原かれんさん。

スーサイド・スクワッド

日本人が活躍してるの、地味に嬉しいですね♪

『ザ・ボーイズ』感想(ネタバレなし)

ハマる人はめちゃくちゃハマるし、嫌いな人はすごく嫌い

でも、その「嫌い」が楽しいドラマでもあるから不思議だったりします。

私自身、マーベルもDCもそれ以外も、MCUとDCEU含めて全作品観てるぐらいにはアメコミ映画が好き。

なので、

ちえまが編集部
嫌い。

って感想を持つ人の気持ちは、すごくよく分かります。

しかし、その「嫌い」さえも楽しめる人こそ、実は誰よりも『ザ・ボーイズ』を楽しめる人だったりするのです。

ホラー映画は、怖がりな人が一番楽しめる。

この理屈と同じように、

『ザ・ボーイズ』は、ヒーロー好きこそ楽しめる。

こんな作品です。

 

合わない人は、

  • アメコミ映画がそこまで好きじゃない人
  • ヒーローが好きすぎて、そのイメージを崩されたくない人

このような人。

ちえまが編集部
将来の夢はスーパーマンです!

って言っちゃうような、ものすごく純粋にヒーローに憧れている人は、絶対に見ちゃダメ。

そういう意味でも、大人向けのドラマです。

ウォッチメンとの共通点「誰がウォッチメンを見張るのか?」

Who will watch the WATCHMEN?
誰がウォッチメンを監視(watch)するのか?

これは、アメコミ漫画/映画『ウォッチメン』を象徴するフレーズ。

簡単に言うと、

  • ウォッチメンはスーパーヒーローではなく、ただの一般市民に過ぎない。
  • その一般市民が、ヒーローを気取って違法な自警活動をしている。
  • じゃあウォッチメンの自警活動は、一体誰が監視するんだ?

ということ。

この行き過ぎた行為に終止符を打とうとしているのが、ザ・ボーイズたち。

バットマンも、ゴッサム・シティを私的に守ってるだけで法的には犯罪者ですよね。

『ザ・ボーイズ』も同じく、たとえ腐りきったスーパーヒーローと言っても、世間的には大人気。

そのスーパーヒーローたちをこらしめるザ・ボーイズは、果たして正義なのでしょうか……?

こういうグレーゾーンが『ザ・ボーイズ』にはたくさんあって、面白い。

『ザ・ボーイズ』が合う人
  • ウォッチメンが好き
  • バットマンが好き
  • シリアスだった頃のDC映画が好き
  • X-MENのような、スーパーヒーローの群像劇が好き

このような人は、『ザ・ボーイズ』を一番楽しめる人だと思います。

間違いなく好き(ある意味嫌い)になれます。。

グロい(18禁)

さすが、Amazonさん。

健全なアメコミ映画にできない「グロ描写」を、第1話から平然とやってのける。。

この衝撃的なシーンを見た時、製作者の、

「こういう作品だぞ。」

って覚悟が伝わりました。

原作

オリジナル脚本の雰囲気がありますが、実は原作あり

ザ・ボーイズ 1 (G-NOVELS)

ザ・ボーイズ 1 (G-NOVELS)

エニス,ガース
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発売日: 2017/02/24
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 「誰がウォッチメンを見張るのか?」という古くからの問いに答えた作品、それがこの『ザ・ボーイズ』だ。

とサイモン・ペッグ本人が序文を寄せる、原作コミックス。

表紙をよ~く見ると分かるんですが、原作コミックスの主人公は、サイモン・ペッグがモデルなのです。

ドラマ化する際、サイモン・ペッグだと歳をとりすぎてるということで、ヒューイの父親役として出演しています。

シーズン2

シーズン1配信前から、シーズン2製作が決まっていたようです。

もしもスーパーヒーローがクズだったら?

っていう設定自体が面白いので、シーズン2以降もコケることはないと信じてます。

賛否両論かと思いきや、日本でも海外でも★4.5以上の高評価ですから、いやでも期待しちゃいますね。。

まとめ

1話あたり約60分あり、テレビドラマよりやや長め。

  • CMありの日本/海外テレビドラマ
  • AmazonやNetflixのオリジナルドラマに慣れていない人

は、1話あたりが長く感じられるかもしれません…。

ただし「全8話」なので、シーズンごとの話数は少なめ。

その気になれば1日(8時間)あれば見終わっちゃいます。

1話1話は、

  • ヒーローに幻滅する
  • 全然スカッとしない

とか何とかで、気持ちはメチャクチャ重くなります…。

  • 『エンドゲーム』に感動した人
  • DC映画に思い入れのある人

は、正直、見ててつらくなります。

でも、何度も言うように、

ちえまが編集部
だから見ないでください!

という作品でもないのです。

むしろヒーロー好きこそ、

ヒーロー好きこそ楽しめる『ザ・ボーイズ』
  • 自分が知ってるヒーローとの共通点に、ニヤリとできる
  • ヒーロー好きだからこそ分かるブラックジョークに、大笑いできる
  • 「やっぱりヒーローは理想であるべきだよね。」って、再確認できる

そんな作品です。

だから、

  • アメコミヒーロー好きこそ見るべき
  • アメコミヒーロー好きこそ楽しめる

そんなドラマだと私は思っています。

『エンドゲーム』でMCUが一段落して、全世界がヒーロー万歳状態になった今、

いやいや、ヒーローだって人間だから。

って一刀両断するドラマが『ザ・ボーイズ』。

次から次へと公開されるヒーロー映画に飽き飽きしている人は、唯一『ザ・ボーイズ』でスカッとできる人かも。。

まさに、完全超悪。

お後がよろしいようで。




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